Re:ウマ娘記事への反論ありがとうございました


お返事ありがとうございます。拝読いたしました。

『恋はダービー☆』について

しかし、未発売の楽曲についての評価はいつなされるかというと、それは試聴の段階で、歌詞の全文をわざわざチェックしにいってすべて理解した上かというと、そんなわけはないのですよ。

まずここ2つの論点が同時に存在していますね。

  1. あなたが誤読した理由としての上記
  2. 一般論として、試聴段階であれば誤読しうる内容であるというあなたの主張としての上記

まず2から返答しておきますが、この曲を試聴するとなるとyoutubeに上がっている以下からになるでしょう(ランティスのサイトもこのページへ誘導しています)。

試聴できる部分の歌詞を引用しておきますね。

Lotta ta ta... Lovin! Lovin!
Lotta ta ta... Honey Heart! Honey Heart!
Lotta ta ta... Lovin! Lovin!
Lotta ta ta... Burning Heart! Burning Heart!
 
まっすぐな目で こっち見ないで
かわせない 逃げれない
こんな時 どうすんの?
恋の経験値 ギミギミギミギミ!
 
別にまったくタイプじゃないし
かけっこ 並だし
それなのに 気になんの
悪いヤツだね キミキミキミキミ!
 
みんなずっと 恋バナばっか
ソワソワソワソワ Friday Night!
変な空気 どうかしちゃいそう
バクバクバクバク Fever Time!
 
恋はダービー☆
胸がドキドキ あぁお祭騒ぎだ
爆発寸前 ピンクのちっちゃなマイハート
気合い入れて リップぬって
変化気づけ マイダーリン!
 
恋の花火よ よーいドッカン!
ハデに上げろ 純情
覚悟決きめて 勝負しなきゃ
明日? やだね 今すぐ!
Step it!

ここまで聞けたら誤読しようがないと思うんですがいかがですか? 先般わたしが指摘した、ラブソングであることを示す要素すべてが入ってるわけで、全文を確認するまでもなく、試聴段階で充分それが伝わる内容です。テイオーの曲で「逃げれない」という言葉が出てきた瞬間にその後の歌詞を全て拒否するぐらいのスタンスでなければ意味を取り違えることはないと思いますし、もしそうならそれは試聴するという姿勢ではない。一般論としてわざわざ試聴しにいくぐらい曲に興味を持っている人がそこまで頑なな態度を取ると思えませんので、試聴段階なら誤読してしまう歌だという主張は誤りだと思います。
そして1についてですが、あなた、意味を取り違えてましたよね。「ラブソングだということは分かるけれども、試聴段階では意味を取り違える」という主張は今回のエントリで初めて為されたもので、前回はレースについての歌詞だという主張であり、それをもって非難していましたよね。

作詞者の方、ウィキペディアくらいは見ましたか? この歌詞でOKした責任者の方、競馬ってご存知ですか?

それにも関わらず、あなた自身が歌詞全文を確認しなかったのはなぜですか? 一般的な試聴者が、試聴部分だけを以て判断するのはそれで構わないと思います。しかしあなたは「「ウマ娘」リリースまでの軟着陸っぷりを時系列で」という記事をわざわざ書いてその流れや曲を否定的に論じているわけじゃないですか。それならそれで必要な情報はきちんと集めるというのが最低限必要な態度じゃないんでしょうか? せめて誤りだと指摘された後にはしかるべき対処をすべきじゃないんでしょうか?(『ウマ娘』の転換点がどこだったかという訂正を入れるぐらいならそれより先にすべきことがあったのでは?)
ちなみに「かけっこ 並だし」は「常歩」の韻を踏んでいて(しかも意味を揃えてきている)、この作詞家さんなかなかの切れ者だと私は震えましたけどね(そこまで考えてないと思うよ案件かもしれませんが、「下手だし」じゃなく「並だし」にしているところからその可能性は充分あると思います。「Step it!」はテイオーステップが元ネタでしょうし、決して競馬に無知な方が作詞したわけではないと思いますよ)。

「CDが「売れなかった」ことが路線転換のキーポイントである」という主張に対する私の見解

「売れなかった」ことが路線転換のキーポイントであるという主旨なので、大事なことです。

なるほど。しかしそれはサイゲを軽く見すぎじゃないですか?

ラブソングでもサイレンススズカツインターボが「逃げれない」と歌っていれば、もう少し解ってもらえたかもしれませんね。だから「売れなかったんじゃないですか?」という意味です。

こういうところでも感じてしまうんですけど(だから前回もチラッと書きましたが)、楽曲が良かったら売れる、なんてのは幻想ですよ。もしそうならマーケティングなんて必要ありません。サイゲも本丸のアプリが出ていないコンテンツの曲が売れないことぐらい分かってると思いますよ。

グラブル」のキャラが歌う楽曲は初動で1万売れるものもあるくらいなのに

グラブル』は稼働して何年も経ってるコンテンツで大勢ファンがいますよね。加えて、私は『グラブル』やってないんで知りませんけどそのキャラソンってシリアルがついてるんじゃないんですか? だとしたらそれは比べる対象がおかしくないですか?
じゃあなんで売れないと分かってサイゲは楽曲展開をしたのか。『ウマ娘』における音楽はウイニングライブという中核要素であると同時に、プロモーションでもあったからです。楽曲だけじゃなく『STARTING GATE!』(漫画の方)だって『うまよん』だってぱかチューブだって声優を使ったライブやyoutube番組だってそれこそアニメだって全部プロモーションの一環です(逆に『シングレ』は単体で勝負しようとしてる感がある)。アプリリリースまでに認知度を上げてそこで一気に回収するための。そして実際その通りになってます。逆に言うとCDの売上で一喜一憂する程度の小さいプロジェクトじゃないですよ。そうじゃなきゃこれだけの先行投資をし続けられるわけがない。どこかで損切りしてます。一応傍証として以下の動画を示しておきます。


上が2017年で下が2018年の動画です。上と下は雲泥の差があり、少なくともグラフィックレベルは2018年の段階で今でてるアプリと遜色ないデキまでクオリティが上がってます。つまりアニメ1期が終わった段階で損切り(アプリリリース)することもできたわけですよ。だけどサイゲはそうしなかった。そこから2年半も開発を継続するコストを呑んだわけです。それに比べればCDが千枚しか売れなかろうが万枚売れようが微々たるものじゃないですか?
そちらからすると「CDの売上で客の反応を見ていて、売れなかったから路線変更した」という主張をしていて、私が関係ないことを縷縷述べてるように見えるかもしれません。しかしウイニングライブがアプリの中核をガッツリ担っている以上、「そこは路線変更していない」というのが私の主張になりますね(競馬要素がガチムチになっただけ)。アプリ『ウマ娘』は競馬ゲームでありアイドルゲームであるという当初の目論見を達成した、という見解です。やればわかりますが、アプリ『ウマ娘』は字義通り「アイドルホース」を育てるゲームですよ(だから獲得賞金じゃなくて獲得ファン数であり、レースに勝った報奨がウイニングライブのセンターなんですよ)。
ちなみにあなたが否定的に引用した2017年のインタビュー記事に、石原氏がその時点ですでに今のアプリ『ウマ娘』を構想していたと分かる部分がありますよ。少し長いですが引用します。

――PVにはライブシーンもありましたが、あれはいったい……?
石原 PVのライブは、“ウイニングライブ”というものです。楽曲は、「この世界で彼女たちが歌うとしたら、どんな歌を歌うだろう」と考え、最終的にはショーレビュー的なエンターテインメントを目指した歌にたどり着きました。レコード会社のランティスさんと共同で制作していますが、いいモノに仕上がったと思います。ちなみに「どうしてステージが!?」と疑問を抱く方もいると思いますので、ちょっと、長くなりますが説明します。“ハルウララ”という馬は生涯、レースで1着をとることができませんでした。でも、多くのファンが1着を願って応援をして、高知競馬を大いに盛り上げたという事実があります。そういった例をとってみても、競馬の世界は“勝負の世界”ではありますけど、応援したい見守りたいという人の気持ちが根底にあるから、多くのドラマを産み出すんじゃないでしょうか? そう考えたとき、勝敗を見守ってハラハラするレース、自分が育てて笑顔を見せている女の子に喜びを感じるステージという、ふたつの要素があってもいいんじゃないかなって。「何言ってるんだ!?」という声はあるでしょうが、僕はゲームといえども、女の子を単なる“勝敗の道具”と考えるの好きじゃないんです。声援に応えている女の子の誇らしげな笑顔を見ることって親心につながると思います。プレイヤーの皆さんには、喜怒哀楽、いろいろな感情が渦巻く真剣勝負の世界で戦って大いに心を揺らしてもらいたいです。そして、いつしか“ゲーム世界の気持ち”が“本当の感情”につながっていく。『ウマ娘』の世界が生み出すドラマが、本物になっていけばいいかなって。

アプリ『ウマ娘』はまさにこれを具現化したものなんですよ。……アプリ、プレイされてます?
じゃあなぜ石原氏が退任したんだ、という話になるかもしれませんが、そんなことは知りません。外から分かるわけないじゃないですか。外から分かりもしないことを起点にあれこれ邪推を重ねるからギャンブルジャーナルかよ! ってエントリになるんじゃないんですか?

私が石原氏を嫌いだと、元記事の内容の信憑性に疑義がつくのでしょうか。

疑義がつくというよりは、だからGJみたいになるんじゃないですか、ってことなんですけど、それでも忖度(最近の流行りではなく辞書的な意味で)するのは良くなかったですね、すみません。

「その他の要素について」について

当初はノーザンがNG出してるという憶測が主流だったものの、「後にサトノダイヤモンドが出ているため、厳密にはそうではなかった」と記事内でも補足は入れてあります。個別に誰がNG出しているかについては重要ではありませんし。

前回のエントリで名前出しましたけどアドマイヤベガ(や、他にはアグネスタキオン)が出てるわけで社台系産=即NGじゃないことはサトノダイヤモンドより前に明らかです。「個別に誰がNG出しているかについては重要ではありませんし」というのはそのとおりだと思います。その上で、

それに至るまでの手順に間違いがあったことを示す事実であり、それが強い不信を生みミソをつけた

というふうに殊更焚きつけるのはいかがなものか、ということを言ってます。
繰り返しますが馬名が出ていない以上、デザインだけをもって居たはずのディープやオルフェやブエナがいないと騒ぐのはお門違いじゃないですか? だってあれがディープたちかどうかは名前が出ていない以上確定してないわけですから。これが逆に、ディープたち(と思われるウマ娘)のデザインが非公開のまま登場しない流れだったとして、騒ぎたい人はそれでも騒ぐんじゃないんですか? ディープたちがいないぞ、何か揉めたんじゃないか、って。
「手順に間違いがあったことを示す事実」って言いますけど、あなたも理解されているように、『ウマ娘』を展開する上で馬主に許諾を得る必要なんてないわけですよ。法的には必要のないことをして、それで許諾を得られなかったから素直に引っ込めてるところに私は誠意を感じますけどね。だいたい手順に間違いがあったら70頭(210319現在)もの馬が許諾されるわけないと思いません? そりゃ中には許諾しない人だっているでしょう。その人が手順が気に入らなかったから断ったのか単に萌えコンテンツに理解がなかったから断ったのかなんて外からは分からないでしょう? それを一方的に「手順に間違いがあったことを示す事実」とするのは邪推以外の何物でもないでしょう。
当初発表のあった声優がなぜ出てないのか説明しろ、ぐらいなら言っていいと思いますけど。

所謂「黒歴史」化してしまった(するしかなかった)曰く付きのコンテンツ扱い、というのは売上に響いてもおかしくはないのではないでしょうか。

これは結果論ですけど、響かなかったですよね。
 
キツい書き方になって申し訳ないですね。
返事を書くとしたらこういう書き方にならざるを得ないので(私の筆力的に)、返事しないほうがいいのかなと思っていたんですが、どうも希望されていたようなので。
 
全然関係ないですけどプリサイスエンドが死んでしまったようですね……。
ビゾンテノブファロがんばれ! スプリングS勝ってクラシックや!(権利取ってでももちろんおk)